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事業仕分け

2009.11.25

 

 現在、事業仕分けが盛んにテレビで放映されています。
 
  疑問なのは、仕分け人というのは、どのような人たちがいかなる基準で、また、どのような手続きで選ばれるのか、本当に「私達のため」の仕分けをしているのだろうか、ということです。

  既得権益を潰した後には、新たな利権が生まれます。
  以前は、「新規参入の伝道師」としてもてはやされた宮内義彦氏も今や緩和・民間開放のリーダーという立場を利用してそれを商売に結びつけてきたことが糾弾されています。
  かんぽの宿の一括売却は、その氷山の一角であり、象徴に過ぎません。

  規制緩和・市場原理主義の化けの皮はすでにはがれました。

 今回の政権交代も小泉構造改革に対する「ノー」の声が『山を動かした』といっても過言ではないでしょう。

 にもかかわらず、「事業仕分け」を行う行政刷新会議の「民間有識者」には、あいもかわらず規制改革民間推進会議のメンバーが選ばれていることに強い失望感を抱かざるを得ません。

 単なるスタンドプレイ的パフォーマンスに終わるだけなら、まだ良いのですが、規制改革民間推進会議の二の舞にならないことをただ祈るのみです。


 

 

 

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