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被災地の皆さんへ

2011.03.22

 

 被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 「地震国ニッポン」とはよく言われることですが、今更ながらに思い知らされました。
 
 「何故?東北の人たちがどんな悪いことをしたというのですか?」
  もし、神様がいたとしたら、思いっきり抗議したい気分です。

 東北の皆さんは、これまでも懸命にけなげに生きてこられてきたのに、何故こんな酷い仕打ちを受けなければならないのでしょうか・・・。
 世の中が理不尽であることはわかっていても、これはあんまりではないのでしょうか。
 原発で働いておられる方にしてももそうです。

 「覚悟してくれ。」他人に言うことは簡単です。
 でも、そんなに簡単に言われてはたまったものではありません。
 誰しも人生は一度きりなのです。
 何なら、ご自分で行かれたらどうでしょうか。

 報道を見ていると、わだかまりや憤りを感じます。
 でも、この憤りをどこにぶつけたらよいのでしょうか。
 人間の無力さに嫌気さえ感じます。
 
 東北の皆さんを拝見していると本当に頭が下がる思いがします。
 皆さん、ご自分も被災されておられるのに、他人のことを思いやって避難所生活を続けておられます。

 世界でも驚嘆の声が聞こえます。
 アメリカ等他の国では、このような大災害に見舞われると、必ずといってよいほど暴動やお店への襲撃が行われるのに、日本人は、暴動どころか、お互いあるいは他人のことを思いやって、こんな時でも秩序正しい行動を起こすことに対してです。

 インターネットでは、救助された老人が明るく「再建しましょう。」という動画が評判になっています。
 まだまだこのような前向きな気分になるのは難しいと思いますが、是非本当に再建してほしいと思います。

 私が会長を務めるボランティア団体では、被災地に150万円を寄付することを決めさせて戴きました。
 150万円という金額は、これほどまでの広範囲にわたり甚大な被害を与えた東北地震復興のお金としてはあまりにも不十分ではありますが、少しでも有効に使ってもらえればと願うばかりです。


 

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