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激増派は1500人

2011.12.18

 

 今年の一括登録日における未登録者が404名になると推察される(正確な数字が出ないのは任官者の正確な人数が出ていないため)ことは既にあちらこちらで報道され、ブログに書かれてある通りです。
 
 未登録者以外の潜在的就職難民、例えば、ノキ弁、即独といった弁護士は、現在のところ、約200人と見られているようです。
 
 そうだとすると、2000人の合格者のうち、今年の一括登録日でさえ、1400人しか就職先が見つかっていないという計算になります(うち200人は任官者)。来年には、もっと酷くなります。再来年、その後は言うに及びません。
 
 毎年毎年、弁護士が入れ替わるわけではなく、過剰供給弁護士が巷に累積的に溢れ続けるからです。今年弁護士として1200人を受け入れることができたからといっても来年同じ1200人を受け入れられるという保証はどこにもありません。
 これまで受け入れたという事実と将来受け入れられるかどうかという問題は、全く別問題です。
 
 従って、もはや年間司法試験合格者数を1000人にしても供給過剰となるであろうことは明白で、激増派かどうかというメルクマールは、1000人以下を主張する人か、1500人を主張する人かということで分けられるでしょう。

 激増派は、3000人どころか、2000人でさえ維持することは困難となり、今や1500人というのが精一杯といったところでしょうか。

 3年前の1500人説と今の1500人説とは、似て非なる主張なのです。



 
 
 

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