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JR福知山脱線事故から12年

2017.04.25

 

 今日もあの事故の日が来ました。

 平成17年4月25日です。
 
 JR福知山脱線事故が起きたのは、、、。

 あの日は、雲一つない、突き抜けるような青空が広がっていました。

 いつもは事故のあったJR福知山線で大阪の裁判所に行くのに、あの日は何も考えずに阪急電車に乗って行ってしまった私。
 
 私がJR福知山脱線事故の被害者になっていた可能性は充分にありました。

 大阪で号外の新聞を見た時の非現実感と恐ろしさはどう表現したら良いかわかりません。
 
 その時、何かしなければ、弁護士でお役に立てることがあればと思い、心から信頼する尼崎支部の津久井進弁護士に相談して兵庫県弁護士会尼崎支部(現阪神支部)と伊丹支部の弁護士による無料電話相談を始めてもらうことになりました。
 
 その後、大したことはできていませんが、細々と被害者支援を続けています。

 この12年間、亡くなられた方のご冥福を祈り、事故が再発しないようにとの願いを込めて、そして、事故の教訓を風化させないために、JR福知山脱線事故の時間に合わせて、伊丹駅前にあるカリヨンの鐘を鳴らしてもらい、津久井進弁護士とともに黙とうを捧げてきました。

 今日の午前9時17分にもカリヨンの鐘を鳴らしてもらい、黙とうを捧げました。

 カリヨンの鐘は、犠牲者の御霊に訴えかけるように、今日も悲しみと命の尊さを奏でていました。

 

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