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日弁連会長選挙応援演説(2)ー1

2022.01.27

 

  仙台での大橋洋介弁護士の応援演説も見事です。
  一度には掲載できないので、2つに分けて掲載します。

                記

 応援演説U前半)
                                  2022.1.14 大橋洋介

1 仙台弁護士会の大橋洋介と申します。期は55期です。

 いうまでもなく、日弁連会長は私たちの代表です。しかし、自分たちが選んだ代表のはずなのに、遠い存在に感じる。会長の名前すら言えない、思い出せない会員も多いのではないでしょうか。
 なぜなのでしょう。会長選挙のときはそれなりに顔も見えるし、何をやろうとしているのかも朧気ながら見える。しかし、会長になった後、急に顔が見えなくなる。公約が達成されたのか、達成するためにどのくらい本気で取り組んだのかが、全く見えてこない。誰を見て、どこを見て仕事をしているのか。それが見えない。だから、会員にとって、とても遠い存在に感じる。

 私は、会長となる人には、「誠実」であってもらいたいと思います。
  誠実とは何か。会員の声を真面目に聞くこと。聞いてすくい上げること。すくい上げた声を政策として具体化すること。自ら掲げた政策・公約を、与えられた任期の間、実現に向けて本気で動くこと。動いて達成した成果を会員に説明し還元すること。動いてうまくいかなかったとしたら、その理由を、しっかりと会員に説明すること。
 話を聞き、可能性を探り、政策の実現に向けて実直に動き、説明を尽くすこと。これこそが会長に求められる誠実さだと思います。

 日弁連会長に求められる資質において、私は、この誠実さを最も重視します。
掲げた政策自体に誠実さがなければ、さらには、政策を本気で実現しようという誠実さがなければ、ただ虚しさだけが残る選挙となる。
政策・公約の誠実さ、政策・公約実現へ向けた誠実さが問われなければいけない。
 私が及川さんを応援する理由はそこにあります。

2 及川さんの政策・公約は実に誠実です。

 及川さんが重要な争点に掲げているのは3点です。

 ①司法試験の合格者数
 ②法テラスの報酬問題にどう取り組むか
 ③会務運営の在り方

 この3点について及川さんは明確な政策を掲げます。

 ①司法試験の合格者数については、合格者数1500人を続ければ、弁護士が激増し経済的基盤が崩壊し、弁護士の持続可能性を確保できないとし、合格者数1000人以下を日弁連の基本方針にして、弁護士の激増をストップする

 ②法テラスの報酬については、弁護士の取り組みが正当に評価されない理不尽で低額なものであることは明らかであり、立法事実の収集など行っている場合ではなく、直ちに運動に着手する

 ③会務運営の在り方については、今までの日弁連が、国や最高裁に忖度して会員の声、単位会の声、委員会の声をあまりにもないがしろにしてきたとして、会員の声、単位会の声、委員会の声を大切にする会務運営に転換する

 及川さんの掲げる政策はいずれも具体的です。明確です。全国の多くの会員が心に思っていること、改善して欲しいと願っていることを素直に実現しようとしています。
具体的な方法論についても述べており、単なる絵空事でもない。

 及川さんの政策には、迷いも、ごまかしも、忖度もありません。人気取りのための政策でもない。あやふやな表現で煙に巻くような政策でもない。
  その覚悟に、その気概に、その迫力に、及川さんの誠実さを感じます。

(続く)

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