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2009.11.18
香川県で、弁護士の登録にブレーキがかかっていることが四国新聞社で報道されています。(http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/article.aspx?id=20091112000106)
「地方では、まだ弁護士への需要がある。」と言われる方がいらっしゃいますが、実際には、もともと地方では事件数が少なく、地方での弁護士への需要はあまりありませんでした。その上、最近の弁護士激増政策により、地方でも既に弁護士は飽和状態になっています。
例えば、愛媛県弁護士会では、これまで毎年1名程度の弁護士登録人数だったのが、この激増政策により毎年10名程度が登録するようになりました。
10年分の弁護士登録が毎年続いているのですから、これでは弁護士が溢れかえるのも無理はありません。
司法試験合格者数を制限すべきとの意見を出しているのが、むしろ地方の弁護士会であることもうなづけます。
弁護士が増え過ぎたことによる弊害は、始まっているのです。
現状の司法試験合格者数2000人程度でももはや多すぎることは明白です。
「地方では・・・」といわれる方は、現実をもっと直視すべきです。
この期に及んで、「地方では・・・」と言われる方のご意見には、もはや耳を傾けるべきではないと思うのですが、いかがでしょうか。