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2010.01.31
先日、愛知県や大阪、京都の先生方と、いかにして司法改悪、特に、弁護士人口激増問題にストップを掛けるかについて話し合いました。
そこで、話題になったのは、いかに若手弁護士に司法改悪を正す活動に参加してもらうかということでした。
若手弁護士には、自分の問題として司法改悪に「NO」という発言や行動を取って欲しいと切実に思います。
これからの司法を担うのは、自ら「担う会」と名乗る主流派ではなく、サイレントマジョリティを形成する若手弁護士なのですから・・・。
若手弁護士が動かなければ、この改悪にストップを掛けることはできません。
しかし、残念ながら選挙をすると何故か若手弁護士は、主流派になびいてしまいます。東京と大阪では、その傾向が顕著です。
若手弁護士は、主流派から声を掛けられると、何故それに従うのでしょうか???
これほどまでに司法改悪の失敗が明白となっているのに、大局的・冷静に判断し行動する精神的余裕等さえ今の若手弁護士にはないのかもしれません。
司法改悪を進めた弁護士の中には、勿論よかれと思って賛成された先生もいらっしゃいます。しかし、司法改悪を進めた少なくない先輩方が司法改悪を進める結果、どうなるか十分分かって進めて来られたのです。その証拠に、需要の裏付けなく弁護士を激増させて来た結果、社会的弊害が顕著になったのに未だに司法改悪を正そうとはされないではないですか。当選するためだけに正す「フリ」だけはしますが、本当に「フリ」だけです。弁護士がこんな猿芝居に騙されてはなりません。
2月5日は、日弁連の会長選挙です。
若手弁護士は氏名を出して堂々と反対票を投ずるくらいの気概を持つべきだと思いますが、会長選挙は、無記名投票なのですから、どうか良心に従って投票をして戴きますようお願い申し上げます。