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2010.02.16
どうも日弁連の会長選挙の再投票が3月10日と決まったようです(詳しくは日弁連選挙委員会からの案内をご参照の上、ご確認下さい)。
前回の日弁連会長選挙の得票総数が上回ったのは、日弁連の主流派である山本候補でした。
しかし、山本候補が当選するには、得票総数で上回るだけでなく、52単位会の3分の1以上の単位会、すなわち、18単位会で勝たなければなりません。今度の再投票でも山本候補が当選するのは難しいと思います。前回の投票で山本候補が勝ったのは9単位会(1引き分け)です。その他2~3単位会で惜敗しましたが、これらをひっくり返しても到底18単位会には及ばないからです。
従って、次の日弁連会長選挙も得票総数は山本候補が上回り、単位会で勝つ数では宇都宮候補が上回る可能性は十分にあります。そうすると、次回の選挙でも日弁連の会長は決まらないことになります。
今度の再投票でも決まらなければ、再度再投票が行われることになります。
これは、大変大きな意味を持ちます。
日弁連の会長が一時不在となるわけですから、そうなれば、60年の日弁連の歴史始まって以来の出来事が決定的となるのです。
そして、その2週間後の3月23日には、兵庫県弁護士会で「年間司法試験合格者数を1000人」の決議が総会に諮られ、兵庫県弁護士会全員の総意が問われます。
司法試験合格者数を年間1000人にするとの決議は、これまでにも埼玉県弁護士会、栃木県弁護士会、中部弁護士会連合会で可決されましたが、日弁連の会長選挙直後に行われる兵庫県弁護士会の総会決議は、望むと望まざるとにかかわらず、法曹人口、特に弁護士人口問題について全国的にも極めて大きな意義を持つと思います。
兵庫県の現執行部からは、「仮に、総会で決議されたといっても、定足数3分の1の過半数だからたった6分の1の意思に過ぎない。こんな大事な決議をたった6分の1の賛成で決めるのは不適当。」と言われています。
兵庫県弁護士会所属の会員の皆様に置かれましては、一人でも多くの皆様にご参加戴き、「たった6分の1の賛成しか得られていないじゃないか。」と言われないよう、ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます!!