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長野県弁護士会の法曹人口会員集会

2010.06.20

 

 平成22年6月26日(土)午後3時~午後5時30分まで、長野県弁護士会で法曹人口についての会員集会が行われます。

 その会員集会には増員論者を代表して先の日弁連会長選挙で惜敗した山本剛嗣先生が、減員論者から私が呼ばれています。この会員集会では、まず、山本先生が(仮題)「法曹人口の増員の必要性」で40分間講演され、その後、私が(仮題)「法曹人口問題の一考察~減員論の立場から」で40分講演する予定になっています。その後、約40分間、山本先生と私を交えて長野県弁護士会の会員の皆様との意見交換を行うのだそうです。

 長野県弁護士会は、多くの会員が信州大学法科大学院生を1人でも多く司法試験に合格させるためにかなりの労力を投じておられ、私にとっては逆風の地かもしれません。しかし、法曹人口増員派の先生方と議論する方が争点が明確になり、白熱した良い議論ができるはずです。
 
 私は現在の法曹人口激増路線が社会全体にとって良いことだと思えるのであれば、いつでも増員派に寝返る用意があります。
 しかし、この10年間の議論を通じて激増路線が良いと思うことは、残念ながら一度もありませんでした。
それどころか、月日を負うにつれ、自説は益々より堅い確信に変わり始めています。

 本当にこの10年間、私は、ありとあらゆる場で議論をしてきました。
日弁連臨時総会では議長の制止を何度も振り切り先輩弁護士の怒号の中で長々と発言させて頂きましたし、兵庫県弁護士会でのあらゆる司法改革の会議に出て発言させて頂きました。また、それには飽きたらず兵庫県弁護士会の会長選挙にも2度立候補して、その都度、何冊もの政策冊子を配付し、立会演説会をして議論を深めさせて戴きました。
 さらには、埼玉県弁護士会や千葉県弁護士会や静岡県弁護士会等に呼んで頂き、様々な御意見の先生方と議論を重ねて来ました。その他、日常的にメーリングリスト上でも様々な先生方と意見交換をさせて頂きました。

 それでも、自説を曲げるには至りませんでした。
 
 さて、長野県弁護士会での会員集会は、どうなりますでしょうか。
 山本先生や長野県弁護士会の会員の皆様との意見交換は本当に楽しみです。

 この会員集会に先立ち、長野県弁護士会で行われた会員アンケートの結果を送付して頂きました。このアンケート結果の自由意見の記載欄は特に大変参考になりました。
 長野県弁護士会に問い合わせたところ、「広く公開して結構です。」とのご連絡を頂戴しましたので、私のHPの司法改革関連資料のところへ載せさせて頂きました。
 
 白黒で大変見にくいのですが、皆様もご一読頂ければ幸いです。

 

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