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2010.09.22
9月13日に法曹人口政策会議の第1回運営会委員会が行われました。
冒頭で法曹人口政策会議の方向性について「この会議は司法試験合格者数削減の方向で議論する」ことを確認しました。
その後、事務局側から、議論すべき点が書面で提示されました。
私達の方から論点整理を出しましたが、それは議論にはなりませんでした。
驚いたのは、事務局側から提示された議論すべき論点の中身です。
ほとんど全ての論点の語尾には「市民・世論の理解と支持が得られるか。」という結びがついているのです。
これは一体どういうことなのでしょうか。
市民や世論の理解が得られなければ、正論を訴えることはしないということなのでしょうか?
議論の建て方からして、事務局側がいかにも「法曹人口問題は市民や世論の理解が得られないから、削減の方向では話をすべきではない。」と言いたげなのがあまりにも露骨に表れています。
会議では、このような誤った議論に載って発言する会員は、若干の会員を除いていませんでした(それでもこのような方向で議論する人がいるのですから驚きとしか良いようがありません!)。
事務局側が、時間稼ぎにもって行き、司法改悪の是正を頓挫させようと画策していることは明々白々です。
弁護士の皆様は是非この日弁連法曹人口政策会議の動向にご注意下さい。
そして、各地で議論の輪を広めて戴けないでしょうか。
そうでなければ、この政策会議はとんでもない方向に向かわされます。
弁護士であれば、事前に届出ていただければ傍聴が可能です。
ちなみに、次回の運営会議は10月12日火曜日午後2時から東京の主婦会館プラザエフで午後5時まで予定されています。
11月は、11月9日に同じ時間・同じ場所で行われます。
宜しくお願いします!!