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2011.04.18
しばらく体調が悪くて滞ってしまいましたが、やっと体調も良くなりましたので、最新情報を更新できるようになりました。
この間、日弁連では、3月の理事会で、法曹人口問題に関する緊急提言と法曹養成に関する緊急提言がいずれも可決され、既に日弁連のホームページにも掲載されました。
法曹人口問題に関する緊急提言も内容に問題がありますが、これまでの最新情報で再三申し上げてきたとおり、法曹養成に関する緊急提言の内容は、きわめて問題があります。
ところが、日弁連理事会では、残念ながら、明確に反対された理事は7名しかいなかったそうです。
執行部側の説明にあたっては、法曹養成フォーラムが立ち上げられ、議論が交わされるに際して、日弁連が丸腰では戦えないといった趣旨の説明があったようです。
法曹養成に関する緊急提言の中身からして、「日弁連が法曹養成フォーラムにあたり丸腰では戦えない」という意味は、「法科大学院制度を維持するために」日弁連が戦うという意味でしかありません。
法科大学院制度自体問題がある制度であるにもかかわらず、日弁連が何故法科大学院制度を死守しなければならないのでしょうか。
理事会では、反対する人が7名しかいなかったそうですが、理事者以外の会員と話をしていると、法科大学院制度に対して懐疑的な会員は多数存在します。
そうでなければ、数日間で200名以上もの賛同者が集まるはずがありません。
旧主流派の日弁連会長立候補者が敗北しても、いまだに会員の意見に耳を貸そうとしない組織に未来はないでしょう。