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2012.03.15
昨日の日弁連会長選挙は、山岸憲司候補が8558票、宇都宮健児候補が7486票を獲得しました。しかし、山岸候補が勝った単位会が14.5単位会しかなく、52単位会の3分の1を超える単位会からの支持を得ることができなかったため、再投票が確定しました。
再投票日は「4月27日」です。
山岸候補の選挙ビラには、「新年度になっても選挙をしていてもいいのでしょうか?」とあります。
しかし、選挙を避けるための方法として、宇都宮候補が降りるだけが方法ではありません。
14.5単位会(静岡県弁護士会では引き分け)しか過半数を取れない山岸候補が辞退する道もあるはずです。
全体の過半数の票数を取れたとしても、日弁連は、東京三会と大阪の代表ではありません。東京や大阪といったきわめて一部の、しかも、きわめて特殊な地域の事情で日弁連会長を運営されたのでは、たまったものではありません。また、一部の地域において多くの票数を獲得しただけでは「日本弁護士連合会」の代表とは到底言えないでしょう。
問題は、投票率の低さです。
投票率は、全国で50.83%と約半分の弁護士が投票に行かれていないというのですから、本当に残念なことです。
兵庫県弁護士会でも2月10日の日弁連・単位会ダブル選挙の時が85%の投票率でしたが、今回は、54.97%と30%も投票率が下がってしまいました。
日弁連の会長選挙は大変大事な選挙です。
4月27日の投票には、是非とも行きましょう。