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オリンピックの祭典

2012.08.11

 

 日本のメダル獲得数は史上最高に達したようですが、オリンピックを見ていると誰しもさわやかな感動に浸ります。

 オリンピックで見るまで知らなかったスポーツマンの方でも一瞬でその人達の人生を思って涙してしまうのは、誰しも自分の苦悩とメダリストの苦悩を重ね合わせるからだと思います。

 世の中、嫌なことや苦しいことばかりです。
 どれほど苦闘しても、その苦闘が必ずしも報われるわけではありません。

 しかし、メダリストは、苦悩の最後に報われた人達です。
 
 メダリストは、「苦労しても最後は報われる」との誰しもが持つ願望を自分の代わりに体現してくれた人たちですから、無性に感動し、思わず涙が流れてきてしまうのです。

 厚かましくも、私が一番共感したのは、やはりレスリングの小原日登美選手でしょうか。

 努力しても努力しても様々な壁に行く手を阻まれ、レスリングを引退した後、うつ病にまでなったのに、不死鳥のように復活し、一つずつ勝ち上がって行き、もうあとがないところで、ついに金メダルを取ることができたのですから、勝った直後の顔をくしゃくしゃにして泣いている姿を見て感動しなかった方はいなかったと思います。

 私にとっての金メダルは、司法改悪が是正され、我が国の司法制度が正常な姿に戻り、この国の司法が、そして、市民が司法制度改悪による被害を受けないという姿を見届けることでしょうか。

 金メダルが獲れるかどうかはわかりませんが、金メダルが獲れるその時までは前進あるのみです。



 
 
 

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