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2013.07.29
法曹人口問題全国会議主催で、平成25年7月20日土曜日に法曹人口問題法曹養成問題についてのミニ学習会を開きました。
6月の市民シンポに引き続き、和田吉弘弁護士(元法曹養成制度検討会議委員)にお越し戴き、法曹養成制度検討会議における議論状況や雰囲気等をご教示いただきました。その後、小出重義弁護士に埼玉弁護士会における法曹人口問題についての取り組みについて詳細を伺いました。
和田弁護士のお話はいろいろな意味で大変興味深く拝聴できました。会場に来られた方には、和田弁護士の孤軍奮闘ぶりがよりリアルに伝わったのではないかと思っております。
ただ、審議会において和田弁護士のような正鵠を得た発言をされる方が孤立無援のような状況下では、いかに正論を吐き続けても結論を変えることの難しさについてもよくよくわかりました。
座長や委員等の人選で既に方向性なり結論が既に決められているのです。
暴論が正論に負けるならわかりますが、正論が暴論に負けるのは、社会正義の観点からして許しがたい思いがします。
それにしても和田弁護士の孤軍奮闘ぶりには、改めて頭が下がる思いが致しました。
引き続き小出重義弁護士にお話し戴いた埼玉の取り組みについてですが、埼玉では実働が20人程度いること、そして、その実働の中に市会議員・県会議員国会議員等政治家とのパイプの強い方がいらっしゃるとのことで、やはり人的関係のつながりが市や県の意見書作成に大きく影響しているように感じられました。
埼玉のように人的つながりがあっても、かなりの奮闘が必要だったそうですから、私が兵庫県内の市会議員や県会議員或いは国会議員に働きかけをしても全く功を奏しないのは当然だと感じれた次第です。
そうは言っても司法制度の崩壊には「待ったなし」です。
兎に角できる限りのことをやるしかありません。