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2015.03.31
ついに兵庫県弁護士会会長の任期が終了してしまいました。
この1年間の活動内容はあまりにも多すぎて、とても一言で申しあげることはできません。
1年間という制限の中でできる限りのことはさせて頂いたつもりです。
そして、この1年間の間に兵庫県弁護士会が活発な活動をすることができたのは、兵庫県弁護士会の会員の皆様、副会長の皆様、そして、事務局の皆様のご協力のお蔭です。本当に有難うございました。
会長時代のこの1年間の中で法曹人口・法曹養成問題の活動に限って申しあげると、以下の通りです。
勿論、法曹人口・法曹養成問題以外の課題も積極的に取り組ませて戴きました。
1)政治家への働きかけ
① 国会議員7名に直接面談の上、陳情をさせて戴きました。
② 地元での陳情
自民党、公明党、民主党で法曹人口・法曹養成問題についてのプレゼンテーションを行い、司法制度改革の法曹人口、特に弁護士激増がいかに不合理な内容であるか、法曹志願者の激減や就職難によるオンザジョブトレーニング不足等々社会的弊害の実情を訴えかけました。
その甲斐があり、兵庫県議会(http://www.hyogokengikai.jp/regular/05-332.html)と神戸市議会(http://www.city.kobe.lg.jp/information/municipal/giann_etc/H27/img/giinnteisyutu57.pdf)で司法試験合格者数の大幅減少等法曹人口政策の早期見直しと法曹養成制度の抜本的見直しを謡う決議を全会一致で可決して戴きました。
議会の決議日にその都度、会長談話を発表したことは言うまでもありません(http://www.hyogoben.or.jp/topics/iken/pdf/141024danwa.pdf)(http://www.hyogoben.or.jp/topics/iken/pdf/150324danwa.pdf)。
2)院内集会の開催と共同申し入れ
複数の単位会の共催により法曹人口問題についての院内集会を2回開催し、共同申入書を法曹養成制度改革顧問会議等に提出しました。
http://www.hyogoben.or.jp/topics/iken/pdf/141014moushikomi.pdf
http://www.hyogoben.or.jp/topics/iken/pdf/150319moushiire.pdf
3)会内の会員集会、総会等
兵庫県弁護士会の会員集会を3回、総会を1回開催しました。
なお、総会は、結局、内容についての決議には至りませんでしたが、会員集会は、法曹人口問題・法曹養成問題についての5回目~8回目の会員集会開催の運びとなりました。
4)会内ファックスニュースの発行
兵庫県弁護士会の会員に対し、法曹人口・法曹養成問題についてのファックスニュースを何度も発行しました。全会員にファックスニュースを送付する活動は、4・5年間続けています。
その他会員アンケートも実施しました。
5)会長談話
平成26年度司法試験の結果に対する会長談話
http://www.hyogoben.or.jp/topics/iken/pdf/140909danwa.pdf
法曹人口問題のアンケートに対する意見書
http://www.hyogoben.or.jp/topics/iken/pdf/150304iken.pdf
等々を出させて戴きました。
6)単位会意見交換会への参加
日弁連内には 法曹人口問題を所管する委員会が残念ながら存在しません。
そのため、法曹人口問題について問題意識を持つ単位会が共同で集まり、単位会連携の意見交換・情報交換を行っています。
この意見交換会で共同申入れや共同開催による法曹人口問題の院内集会を開催しているのです。
等々です。
これらの活動に対する反響は、結構ありました。
もう議論は必要なさそうです。
事実の方が先行しています。
政治家等とのやりとり等反響については、また、追ってご報告させて戴きたいと思います。