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2020.01.30
昨日は、及川さんの応援演説が素晴らしいことを申し上げましたが、及川さんの最終演説は、輪をかけて素晴らしく、及川さんの演説の時には、毎回、皆が静まり返りシーンとします。及川さんの魂の訴えかけは、涙なしには聞くことができません。
今回は、及川さんの大阪での公聴会の最終演説を紹介します。
音声でも聞くことができます。⇒
https://oikawasatoshi2020.com/wp-content/uploads/2020/01/OikawaSppeech20200123Osaka.mp3
記
(大阪弁護士会での及川智志候補の最終演説)
わたしは、法廷で泣いたことがあります。
弁護士になってずっと環境問題に取り組んでいます。
弁護士になって2年目、千葉県の水源地で、産業廃棄物最終処分場をつくるという計画が持ち上がりました。
周辺住民が反対し、わたしは、反対運動に弁護団の一人として参加しました。
一審判決まで5年かかりました。画期的な勝利判決を聞きながら、住民の一人と目があって、思わず一緒に泣いてしまいました。
わたしがこういう活動にのめり込んだのは、ひとりの先輩がいたからです。
中丸さんといいます。一昨年の12月に亡くなりました。彼は、正義の味方でした。
環境や労働、そういう分野でお金にならない、人がやりたがらない仕事に本当に嬉しそうに取組んでいました。
わたしは、彼に憧れました。
彼は、わたしのヒーローでした。
貸金業法改正とか、多重債務の問題、高金利で人が死んでいく問題については、大阪の木村達也さん、東京の宇都宮健児さん、わたしは、そういう綺羅星のような先輩の背中を追いかけてきました。
弁護士の仕事って、こんなに素晴らしい。
弁護士の仕事は、正義と自由の仕事です。
この素晴らしい弁護士の仕事が、危機に瀕している。わたしは、この素晴らしい弁護士の仕事を、次世代につないでいきたいのです。
だから立候補しました。
無茶なのはわかっています。
わたしには、派閥もない、人脈もない、知名度もない、金もない。だけど、私はやらなければいけない。
わたしを、弁護士を、信頼してくれた市民のために。また、営々と嗣がれてきた人権擁護の歴史を次に嗣いでいくために。
だから、皆さん、自らの正義と良心に従って、日弁連の会長を選んでください。
勇気ある選択をしてください。
その選択が、弁護士の未来や、この国の人権擁護のあり方、将来を左右します。そのことを伝えたくて、全国をまわり今日ここに来ました。
今日、皆様にお話を聴いていただいて、本当に感謝しています。
ありがとうございました。 以上